タミフルについて考える女性

A型やB型以外に2009年頃に出始めた新型インフルエンザをご存知ですか?一般的なA型やB型インフルエンザはタミフルという薬が効果的でしたが、この新型インフルエンザにタミフルは効くのでしょうか?タミフルの効果について詳しく見ていきましょう。

タミフルが脳へ影響?富士フイルム開発の薬とは

インフルエンザは11月下旬以降冬季にかけて世界各地で猛威を振るう流行性感冒であり、世界中で500万人がインフルエンザに感染し、約1割にあたる50万人が命を落とすと言われています。
日本では70代以上の高齢者の死者が多いです。
このインフルエンザの治療薬として有名な薬にタミフル(TAMIFLU)があります。
タミフルはA型やB型のインフルエンザウイルスに対して効果を発揮し、正常な細胞への侵入を防ぎ、治癒へと向かわせます。
タミフルの副作用の報告として異常行動があり、未成年の服用後に異常行動が出て転落死などが相次いだことから、未成年への投与は原則として禁止となり、医師が判断した場合のみ使用が認められています。
異常行動のほかにも痙攣や幻覚など脳へ影響を及ぼす重篤な症状の報告もあり、副作用に関してとても注意が必要な薬剤となります。
富士フイルムが製造するインフルエンザ治療薬アビガン(一般名ファビピラビル)は感染が拡大するエボラ出血熱への効果が期待でき、これらの疾病の患者の死亡率が半減したとして、今後西アフリカ全土で使用がすすめられます。
アビガンは富士フイルムとグループ会社である富山化学工業が研究開発を手掛け、抗インフルエンザ薬として製造されていますが、エボラウイルスに対して抗ウイルス効果を発揮することがマウス実験にて得られており、西アフリカのエボラ出血熱患者の多くに投与され、治療効果を発揮しています。
従来のインフルエンザ治療薬はウイルスを細胞内に閉じ込めて外に出さないという特徴を持つのに対し、アビガンはウイルス感染した細胞内に侵入し、ウイルスの増殖を阻止するという特徴を持つ新しい治療概念で生まれた薬品です。